炭水化物は、脂質、タンパク質とともに3大栄養素の1つです。
人間の身体や脳を動かすといった主にエネルギー源として利用されます。
炭水化物はご飯、パン、麺類、穀類、いも等に多く含まれています。
炭水化物とは
炭水化物の種類
人間の身体が一番利用しやすいエネルギー源
- ブドウ糖や果糖等の単糖から構成されているもの
- 炭水化物は『糖質』と『食物繊維』に分けられます
お菓子、チョコレート、果物等の甘い味のもの
お米やパスタ、ジャガイモは味があまりありません
野菜、果物も炭水化物の仲間です
単糖類、二糖類、少糖類、多糖類に分けられる
単糖類はブドウ糖、果糖、ガラクトース
二糖類はショ糖(砂糖)、乳糖(牛乳)、麦芽糖
少糖類はオリゴ糖(腸内の善玉菌を増やす効果)
多糖類はデンプンやグリコーゲン果物にある。果物にあるペクチン、こんにゃく、寒天等の食物繊維も多糖類に分類される
炭水化物の働き
ショ糖やデンプンなどの糖質は体内で1gあたりやく4Kcalのエネルギーを産出
炭水化物は主に血液中にブドウ糖で存在
血液中のブドウ糖の濃度が血糖値となり、血糖値が高くなるとインスリン物質で血糖値は低くなり、血糖値が低くなるとグルカゴンといったホルモンによって高くなります
血糖値はこのように一定の濃度に保たれていますがうまく体内の調整がいかないと血糖値が高くなりすぎ糖尿病になります
炭水化物が不足する場合
エネルギーにすぐに変えられるのはブドウ糖です
余分なエネルギーは脂肪として、少量のグリコーゲンは肝臓や筋肉の中に蓄えられます
エネルギーとして体内のブドウ糖を消費してしまうと肝臓や筋肉に蓄えられているグリコーゲンを分解して使用、尽きてしまうとエネルギー不足で体が疲労する
特に脳はブドウ糖を唯一エネルギー源にしているので、不足すると脳や神経への栄養が行き届かなくなるので判断力が鈍ってきます
脳は1日に120gのブドウ糖を消費するといわれています
食物に含まれる炭水化物
穀類
100g中に含まれる炭水化物量
食パン 46.6g
おにぎり 39.4g
スパゲティ 32.2g
そば 26.0g
そうめん 25.8g
砂糖及び甘味類
100g中に含まれる炭水化物量
上白糖 99.3g
三温糖 99.0g
黒砂糖 90.3g
はちみつ 81.9g
メープルシロップ 66.3g
黒蜜 50.5g
果実類
100g中に含まれる炭水化物量
干しブドウ 80.3g
干し柿 71.3g
いちごジャム 63.3g
バナナ 22.5g
リンゴ 16.2g
柿 15.9g
まとめ
炭水化物について記載しました。
まとめは下記の通り。
- 炭水化物は、脂質、タンパク質とともに3大栄養素の1つ
- 炭水化物は『糖質』と『食物繊維』に分けられる
- 炭水化物は単糖類、二糖類、少糖類、多糖類に分けられる
- 炭水化物は主に血液中にブドウ糖で存在
- 特に脳はブドウ糖を唯一エネルギー源にしているので、不足すると脳や神経への栄養が行き届かなくなるので判断力が鈍ってくる
- 脳は1日に120gのブドウ糖を消費するといわれている
- 血糖値は血液中で一定の濃度に保たれていますがうまく体内の調整がいかないと血糖値が高くなりすぎ糖尿病になります