食物繊維は、水溶性繊維と不溶性繊維と大きく分けて2つの種類があります。
昔は食物繊維は人間の身体に重要であると思われていませんでした。
しかし今では5大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル)につぐ第6の栄養素と言われ重要視されています。
食物繊維とは
- 小腸では消化吸収されず大腸まで達する物質
人間の消化酵素では消化できない成分
- 食物繊維は日頃私たちが食べる食品の中に含まれている
- 炭水化物の中に食物繊維も入っている
食物繊維の働き
- 食物繊維でよく知られている効果は便秘の予防
- 腸内環境を整え善玉細菌を増加させる効果
便秘予防以外の効果
大きく4種類の作用
高血圧の予防
コレステロール値を下げる効果
糖尿病の予防
大腸がんの予防
不水溶性食物繊維と水溶性食物繊維
- 食物繊維で摂取しすぎた脂質や糖、ナトリウムの吸収を緩やかにしたりそれらの物質を吸着させて身体の外に排出する作用があります
- 便秘を防ぐ効果が高い
不水溶性食物繊維とは
穀類・野菜・豆類・果実・キノコ類 等に含みます
水に溶けにくい作用を持つ繊維
水に溶けにくく水分を吸収して便の容積を増加させることで排便をスムーズにさせます
有害物質を吸着させ腸をきれいにし大腸がんのリスクを減らします
腸内で善玉菌のビフィズス菌等が増えて整腸効果
繊維の種類はセルロース、ヘミセルロース、リグニンがある
水溶性食物繊維とは
昆布・わかめ・こんにゃく・果物 等に含みます
水に溶けやすくゼリー状になる特徴を持つ繊維
小腸での栄養素の速度を緩やかにし血糖値上昇を防ぎコレステロールの値も下げる効果
ナトリウムも排出する効果があるので高血圧防止効果
さまざまな生活習慣病の予防効果
腸内で善玉菌のビフィズス菌等が増えて整腸効果
繊維の種類はペクチン、アルギン酸がある
まとめ
食物繊維について記載しました。
まとめは下記の通り。
- 便秘予防
- 高血圧や大腸がんの予防、コレステロール値を下げる効果、糖尿病の予防
- 炭水化物にも食物繊維は入っている
- 小腸では消化吸収されず大腸まで達する物質
- 水溶性食物繊維と不水溶性食物繊維の2種類がある
- 腸内環境を整え善玉細菌を増加させる効果
- 果物や野菜、穀類、イモ類、キノコ類、昆布類等に食物繊維を含む