
植物にはいろいろな成分が入っています。中でも植物ステロールという成分は人間の生活習慣病を抑制する作用があると研究で分かってきています。
また植物ステロールは約40種類以上あるといわれています。
この記事ではこのようなことがわかります。
- 植物ステロールは約40種類以上ある
- 生活習慣病を予防する効果がある
- 中でも血中のコレステロールを低減させる効果がある
- 特定健康用食品として許可されている商品(マヨネーズや油)がある
- 植物ステロールの中でもβーシトステロール、カンペステロール、イソフコステロール、スチグマステロールが主に活躍する成分
- 免疫力向上や前立腺肥大抑制の研究もすすんでおり効果が期待できる
植物ステロールとは
別名はフィトステロールと呼ばれます

植物ステロールは広く植物に含まれる脂質の1種
生活習慣病を防止する効果から第7の栄養素と呼ばれます
植物ステロールは動物ステロールと非常に似た化学構造をしています
植物ステロールと動物ステロールの違い
動物にはコレステロールしか存在しない
それに対して植物ステロールは約40種類以上の種類が存在します
コレステロールと植物ステロールの分子構造は似ています
植物ステロールは単独で存在することは少なく多くの種類のステロールと共存しています



植物ステロールの効果作用は?

コレステロールを低減させる効果
植物ステロールは小腸内でコレステロールの吸収を阻害します
血中コレステロール濃度を低下させる効果があります
植物ステロールは小腸に吸収されにくく体外に排出されます
アメリカ国立衛生研究所資料
前立腺肥大症予防や免疫力UP
まだ研究段階ではありますが、海外の資料では良い結果がでていることがわかります。
今後の研究結果に期待が出来ます。
植物ステロールの多い食品
豆類、野菜、穀類、野菜等に多く含まれます
mg/100g | 含まれる植物ステロール |
---|---|
トウモロコシ 177mg | βシトステロール、スチグマステロール、カンペステロール |
ゴマ 714mg | βシトステロール、スチグマステロール、カンペステロール |
大豆 160.7mg | βシトステロール、スチグマステロール、カンペステロール |
インゲン 127.3mg | βシトステロール、スチグマステロール、カンペステロール |
ブロッコリー 49.6mg | βシトステロール、カンペステロール |
枝豆 49.6mg | βシトステロール、スチグマステロール、カンペステロール |
サラダ菜 37.56mg | βシトステロール、スチグマステロール、カンペステロール |
イチジク 31.2mg | βシトステロール、スチグマステロール、カンペステロール |
1日の必要量
コレステロールを下げる為に必要な植物ステロールは1日約800mgから1000mgです。
1日の食事からの摂取量は約100mgから400mgと言われています。
そこで植物ステロールを含む油やサプリメントから不足分を補うのも1つの方法です。
植物ステロールを含む特定健康食品
いわゆる一般的に言われているトクホ食品一覧です
金額的にスーパーでの購入がおすすめです。発送料が別途かかるので大量に消費するご家庭か時間が無い方はWEBで。
まとめ
植物ステロールについて記載しました。
基本的には食事は栄養バランスの取れたものを摂取することです。
でもなかなかバランスよく摂取するのは難しいのではないでしょうか?
コレステロールが高い人は植物ステロールが多い食品やサプリメントで改善しましょう。
サジーとは?/スーパーフルーツ/200種類以上の栄養素/ジュースがおすすめです
ポイントは下記の通り。
- 植物ステロールは約40種類以上
- 血中コレステロールを低減させる効果がある
- 特定健康用食品として許可されている商品がある
- 植物ステロールの中でもβーシトステロール、カンペステロール、イソフコステロール、スチグマステロールが主に活躍する成分


『たべもぐブログ』では食べ物、飲み物、栄養素等の情報を発信していきます。