スーパーやコンビニで購入できる身近な缶詰の1つにツナ缶等あります。
1缶にどのくらいの栄養があるか気になりませんか?
今回は油漬けのマグロ缶とカツオ缶の栄養素を記載したいと思います。
この記事ではこのようなことがわかります。
- マグロ缶とカツオ缶の栄養種類はほぼ同じ
- 3大栄養素のタンパク質、炭水化物、脂質はほぼ同等の量
- ミネラルはカツオの銅、鉄、マンガン、亜鉛が多いが他のミネラルは同等量
- ビタミンA、K含有量はカツオはゼロ
- ビタミンD、ビタミンB12、ナイアシン、葉酸はカツオがマグロの約2倍含有
目次
マグロとカツオの違い
マグロ
マグロは8種類存在します。缶詰で使用されるマグロは下記2種類のどちらかです。
『ビンナガマグロ、キハダマグロ』
2種類ともにスズキ目サバ科マグロ属に分類
ビンナガマグロは約1m位の大きさで小型種、身は白くピンク色で柔らかい
キハダマグロは約2m位の大きさで中型種、身は薄紅色で脂肪は少ない
カツオ
日本ではなじみのある魚
スズキ目サバ科カツオ属に分類
別名はホンガツオ、マガツオ、スジガツオと呼ばれる
約40㎝程度の大きさ
日本では太平洋側に多い
身は赤身で柔らかい
まぐろとかつおの栄養素の比較
100gあたりの栄養価の一覧
栄養成分 | マグロ缶(油漬) | カツオ缶(油漬) |
---|---|---|
エネルギー | 265Kcal | 289Kcal |
水分 | 59.1g | 55.5g |
タンパク質 | 17.7g | 18.8g |
コレステロール | 32mg | 41mg |
脂質 | 21.7g | 24.2g |
炭水化物 | 0.1g | 0.1g |
ナトリウム | 340mg | 350mg |
カリウム | 230mg | 230mg |
カルシウム | 4mg | 5mg |
マグネシウム | 25mg | 23mg |
リン | 160mg | 160mg |
鉄 | 0.5mg | 0.9mg |
亜鉛 | 0.3mg | 0.5mg |
銅 | 0.04mg | 0.07mg |
マンガン | 0.01mg | 0.02mg |
ビタミンA | 8μg | 0μg |
ビタミンD | 2μg | 4μg |
ビタミンE | 26.3mg | 24mg |
ビタミンK | 44μg | 0μg |
ビタミンB1 | 0.01mg | 0.12mg |
ビタミンB2 | 0.03mg | 0.11mg |
ナイアシン | 8.8mg | 15.0mg |
ビタミンB6 | 0.26mg | 0.4mg |
ビタミンB12 | 1.1μg | 2.8μg |
葉酸 | 3μg | 7μg |
パントテン酸 | 0.09mg | 0.24mg |
まぐろとかつお/栄養素の比較結果
カツオ缶とマグロ缶の栄養素の比較をしてみました。
3大栄養素は、ほぼ同等量
タンパク質、炭水化物、脂質 3大栄養素と呼ばれています
各栄養素の作用効果の詳細は⇩です
ミネラルは4種類以外はほぼ同等
カツオが鉄、銅、マンガン、亜鉛がマグロの約2倍程度あります
それ以外のミネラルはほぼ同等量です
各栄養素の作用効果の詳細は⇩です
ビタミン、ビタミンB群は全体的にカツオが含有量が多い
カツオはビタミンAとビタミンKが含有ゼロ
マグロはカツオと比べてビタミンEが若干多い
カツオはマグロと比べてビタミンD、ナイアシン、ビタミンB12、葉酸が約2倍
カツオはマグロと比べてビタミンB1が約12倍、ビタミンB2が約4倍
カツオはマグロと比べてビタミンB6が約1.5倍、パントテン酸が約2.6倍
各栄養素の作用効果の詳細は⇩です
マグロ缶とカツオ缶のまとめ
栄養素の比較
マグロ缶とカツオ缶のまとめは下記の通りです。
マグロ缶とカツオ缶の栄養種類はほぼ同じ
3大栄養素のタンパク質、炭水化物、脂質はほぼ同等の量
ミネラルはカツオの銅、鉄、マンガン、亜鉛が多いが他のミネラルは同等量
ビタミンA、Kの含有量、カツオはゼロ
ビタミンD、ビタミンB12、ナイアシン、葉酸はカツオがマグロの約2倍含有
ビタミンは全体的に含有量はカツオが多い傾向
今回比較したのは油漬けなのでカロリーは高めになります。水煮もありますのでカロリーが気になる方はそちらをおすすめします。
大豆油で調理していれば大豆の不飽和脂肪酸がコレステロールを低減させる効果がありますので、食事の栄養バランスを考えて油を使用するか捨てるかを判断すればよいのかなと思います。
以上参考になれば幸いです。