
イノシン酸はうま味成分の1つです。
イノシン酸は3大うま味成分の1つでカツオ節に多く含まれます。
この3つのうま味成分を一緒に料理に使用すると相乗効果でさらにおいしい料理が出来ます。
『たべもぐブログ』ではこのような事がわかります。
イノシン酸とは
イノシン酸は3大うま味成分の1つ
イノシン酸は核酸を構成する成分でATPが変化したもの
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3大うま味成分の1つであるグルタミン酸がアミノ酸の構成物質ですがイノシン酸は核酸を構成している物質となります
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全ての生物はATPというエネルギーを使用して生命活動を維持しています
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ATPは細胞が活動を停止するとイノシン酸が生まれます
核酸とは

核酸は別名ヌクレオチドです
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核酸はDNAやRNAの構成物質です
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ヌクレオチドはエネルギー代謝で重要な役目を持ち生体内のあらゆる代謝に使用されています
ATPとは

ATPはアデノサン三リン酸と呼ばれます
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ミトコンドリアでATPが合成されます
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ATPはグアニン(塩基)+リボース(糖)+3つのリン酸という構造になっています
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ATPはエネルギーの貯蔵・利用にかかわります
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生物はATPをエネルギーとして消費し生命活動を維持しています
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ATPの生命活動が停止するとイノシン酸に変化します
イノシン酸の効果
新陳代謝の促進
細胞を活性化させる作用
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イノシン酸による細胞の活性化により体内の新陳代謝が促進され新しい細胞機能が促進されます
イノシン酸を含む食品
イノシン酸は魚類や肉類に含有
かつおぶしに多く含有します
100gあたりの含有量 |
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かつお |
130mg~270mg |
かつおぶし |
470mg~700mg |
鶏肉 |
150mg~230mg |
豚肉 |
130mg~230mg |
牛肉 |
80mg |
イノシン酸のまとめ

イノシン酸は3大うま味成分の1つ
イノシン酸はアミノ酸系のうま味成分ではなく核酸系のうまみ成分です。
さばいた魚を2,3日寝かすとおいしくなるのもイノシン酸が多くなってくるからです。
イノシン酸のまとめは下記の通りです。
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イノシン酸は3大うま味成分(イノシン酸、グルタミン酸、グアニル酸)の1つです
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イノシン酸は核酸構造を持つ有機化合物の一種です
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イノシン酸はATPが化学変化したもので、ATPは細胞が活動を停止するとイノシン酸が生まれます
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イノシン酸は別名IMPと呼ばれます
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イノシン酸はかつおぶしに多く含まれる成分です
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イノシン酸は魚や肉にも含まれます
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イノシン酸を多く含むかつおぶしには100gあたり約470mgから700mgを含有しています
他のうま味成分の記事は下記になります。
コハク酸はうま味成分の1つで食品や化粧品に利用されています。
グルタミン酸はアミノ酸の一種で疲労回復効果や美肌効果があります。
グアニル酸は3大うま味成分の1つでしいたけに多く含まれます。
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