
人間に限らず生物には寿命というものがあります。
老化や寿命は遺伝子で決まっているといわれています。
遺伝子の中でもサーチュイン遺伝子は老化や寿命をつかさどる遺伝子で有名です。
その遺伝子を活性化させようとする成分がNMNというものです。
NMNはビタミンB3から生成され若返り成分といわれています。

NMNとは
NMNはあらゆる生物に存在
NMNは『β-ニコチンアミドモノヌクレオチド』の略で野菜や果物、肉類、魚介類等に含まれているビタミンB3から体内で合成されます。
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NMNは、ビタミンB3(ナイアシン)から作られる物質でNADという物質に変換され、あらゆる生物の体内に存在します
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ビタミンB3は別名ナイアシンです
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NMNは人間に骨格筋、内臓、血管、細胞などに作用します
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NMNはミトコンドリアに働きかける物質で、ミトコンドリアの活力を補いエネルギーの供給源をサポートします
食品に含まれるNMNは微量
NMNの材料となるビタミンB3は水溶性なので大量に食品で摂取しても余分な量は体外に排出されます。
NMNをサプリメントで摂取したほうが効率的です。
MNMとミトコンドリア
ミトコンドリアは真核細胞内にあって、呼吸やATP合成を行う細胞小器官、独自のDNAを持ち細胞質遺伝に関与している細胞です。
このミトコンドリアにNMNが作用するわけです。


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平均で1細胞中に300から400個のミトコンドリアが存在し、全身で体重の10%を占めています
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60Kgの人間なら6Kgのミトコンドリアが占めることになります。
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ミトコンドリアは、細胞レベルで人間が生きていくのに必要なエネルギーATPを作り出します
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エネルギーはミトコンドリアの呼吸によって作られます
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ミトコンドリアが人間の健康を維持しています
NMNは日本人が効果を発見
ワシントン大学の今井教授がマウス実験で糖尿病に治療効果がある報告をしました。
その後さまざまな機関で研究報告が行われています。
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マウス実験でNMNは様々さまざま臓器、眼や脳等の老化に伴う症状を改善した結果
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マウスの実験で老化が遅くなるまたは逆行する現象を確認
日経BP 総合研究所 Beyond Health 掲載資料より
NMNの研究論文
慶応義塾大学医学部等での人体への投与結果論文では重大な健康を引き起こすことなく効果的に代謝されたと発表されています。
健康な日本人男性におけるニコチンアミドモノヌクレオチドの経口投与が臨床パラメータおよびニコチンアミド代謝物レベルに及ぼす影響
NMNまとめ
NMNは抗老化作用に期待
NMNの材料はビタミンB3で動植物に微量に存在します。
NMNが細胞内のミトコンドリアに作用し若返りをもたらす効果が期待できます。
いかがだったでしょうか?このようにNMNに関する生物の細胞を活性化させる研究報告が多く出てきています。
老化を防止することは人間の永遠の課題です。以前のサプリメントは数万から数十万していました。各企業は様子見で手を出さなかったわけです。
しかし最近では上記に記載のように研究結果が多く出始めたことで、各メーカーが多数参加しNMNのサプリメントが安価になって販売されるようになってきています。
買い時は今やっと来たということですね。
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