
パスタといえば多くの種類がありますが、中でもスパゲティは良く食べる麺類の1つです。
またスパゲティもミートソースやカルボナーラも有名ですが、ペペロンチーノも良く知られている料理ですよね。
ペペロンチーノは材料が少なく作りやすいスパゲティでもあります。
今回はペペロンチーノのカロリーと栄養と期待される効果について記載していきます。
この記事では下記の様な事がわかります。
ペペロンチーノとは
イタリアの料理
正式な名称はイタリア語で『アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ』
日本ではペペロンチーノで通用しますが、本場イタリアでは上記のように呼ばれるそうです。
イタリア語でアーリオがにんにく、オーリオがオリーブ油、ペペロンチーノは唐辛子という意味です。

ペペロンチーノの具材と料理方法
ペペロンチーノは他のスパゲッティと比較して材料が唐辛子、にんにくと具材が少なく手軽に料理できる特徴があります。
作り方
- スパゲティを塩を入れてゆでる
- その間ににんにく、唐辛子をオリーブオイルで炒める
- 麺が茹であがったら、茹で汁を入れて乳化させる
- その後に麺を入れて全体に汁をからませたら出来上がり
材料のレシピ
一般的なおおよその材料の量になりますので、適宜増減していただければと思います。
茹でる水量は1.6L程度です。
- スパゲティ 160g
- にんにく 2かけ(10g~20g)
- 唐辛子 2本(0.3g~0.6g)
- オリーブオイル 大さじ4(60g)
- 塩(ゆで汁用) 16g前後
- ゆで汁 20㏄~30㏄

ペペロンチーノの栄養成分
ペペロンチーノに使用される材料は、パスタ、にんにく、唐辛子、オリーブオイルです。
各々に含まれる主な栄養成分を下記に記載します。
材料をすべて含めたペペロンチーノのカロリーは約829Kcalです。
スパゲティ
料理で使用される160gあたりの主な栄養成分量を記載しました。
食物繊維 2.72g
タンパク質 8.64g
炭水化物 51.2g
カリウム 22.4㎎
カルシウム 12.8㎎
リン 8.32㎎
マグネシウム 32㎎
ナトリウム 736㎎
にんにく
料理で使用される20gあたりの主な栄養成分量を記載しました。

食物繊維 0.76g
タンパク質 0.38g
炭水化物 2.12g
カリウム 32㎎
カルシウム 9㎎
リン 6.6㎎
マグネシウム 3㎎
ナトリウム 1.8㎎
にんにくの詳細についてはこちら
唐辛子(乾燥)
料理で使用される1gあたりの主な栄養成分量を記載しました。

食物繊維 0.46g
タンパク質 0.147g
炭水化物 0.58g
脂質 0.12g
カリウム 28㎎
カルシウム 0.74㎎
リン 26㎎
マグネシウム 1.9㎎
ナトリウム 0.17㎎
ビタミンA(レチノール活性当量)15μg
ビタミンE(α、β、γ、Δトコフェノール総計)0.374㎎
唐辛子の詳細についてはこちら
オリーブオイル
料理で使用される60gあたりの主な栄養成分量を記載しました。

炭水化物 0.58g
脂質 60g
不飽和脂肪酸(一価)44.43g
不飽和脂肪酸(多価)4.34g
飽和脂肪酸 7.97g
ビタミンA(レチノール活性当量)9μg
ビタミンE(α、β、γ、Δトコフェノール総計)5.34㎎
オリーブオイルの詳細についてはこちら
ペペロンチーノの効果
ペペロンチーノに期待できる効果は下記の通りです。
血行促進
にんにくに含まれるアリシンが熱によってスコルニジンに変化し、新陳代謝を活発化せ血行を良くする効果が期待できます。
唐辛子に含まれるカプサイシンやビタミンEは体内の血行を促進する作用があると言われています。
疲労回復
にんにくに含まれるアリシンが体内でアリチアミンに変化し疲労回復に関与していると言われています。
唐辛子に含まれるカプサイシンは、体内の新陳代謝を高め疲労物質の分解を促進し疲労回復に作用していると言われています。
抗酸化作用
アリシンはファイトケミカルの1つで抗酸化作用を持ち体内の活性酸素を除去するといわれており、免疫力が高まる作用が期待されます。
唐辛子に含まれるビタミンEは強い抗酸化力を持ちウイルスや細菌を除去する作用があると言われています。
(LDL)悪玉コレステロールの予防
にんにくに含まれるアリシンは悪玉コレステロールを抑制し生活習慣病の防止に期待できます。
唐辛子に含まれるカプサイシンは強い抗酸化力を持ち血中の脂肪やコレステロールを除去する作用があると言われています。
オリーブオイルには不飽和脂肪酸が多く含まれており、悪玉コレステロールの値を下げる作用が確認されています。
ペペロンチーノのまとめ
素材の少ないイタリア料理
ペペロンチーノの材料はスパゲティとにんにくと唐辛子だけです。
非常に簡単につくれるので、失敗はあまりしない料理だと思います。
スパゲティは塩で茹でるのと、塩分のはいったゆで汁を使用しますのでほどよい塩加減にやみつきになる人は少ないのではないでしょうか?
またハムやホタテ貝等をアレンジで入れてもおいしいです。
また唐辛子やにんにく、オリーブオイルの成分も人間に良い効果が期待できることもわかりました。
おいしいものはたくさん食べてしまいますが、栄養バランスを考えながら食事をしていきましょう。

参考資料:文部科学省、日本食品標準成分表、アメリカ国立衛生研究所
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